英会話革命

日本人の英語が下手なのは学習者の努力やDNAや地理的な問題ではなく、英語の教え方や、学び方の問題だと思っています。

英会話革命とは理想の効果的な英会話学習方法を提供するものです。

日本人の英語レベルが低いのは日本の文化や地理的な問題や日本人のDNAではなく、現在の教え方、学び方の問題であると考えています。

ここでは科学的に正しい革命的な英語学習を紹介します。

1.言語の基本は音のストリーム

基本的に言語とは、情報を音にして発信して、それを聞いた人が理解できるものです。言語音とは連続的に変化している音のストリームです。英語音声は英語の発音記号が並んでいる訳でありません。もちろん音の変化のルールがある訳でもありません。規則正し音が並んでいないのであれば、どうしてその音を理解できるのでしょうか。

それは発音記号のような規則性ではなく、音声の流れの特徴に類似性が存在するからです。

日本語では次のような表現があります。

「どうもありがとうございます」

「どうも」「あんがとう」「ありがとう」「どうも、どうも」

英語では次の表現があります。

Thank you very much. Thanks a lot. Thank you. Thanks.

もちろん日本語とまったく同じ表現が英語にも存在するのではありません。

それぞれの表現が意味を持つのですから、日本語から単語や文法基盤に英語に訳すはあまり意味のない事です。

2.言語は多くの表現事例集まり

・言語の基本は文法ではなく、多くの表現の集まり

現在言語は文法を基本に教えています。それは言語にはルールがあり、そのルールに沿って言葉を組み立てる事を教えています。

しかし、上記の「ありがとう」のように、日本語と英語をルールに基づいて訳す事はできません。「私もそうです」は英語では「I too.」とは言いません。「Me too.」と言います。文法的には「I too.」になりそうなのですが、そうではありません。皆が「Me too.」と言うから、その表現を使うべきなのです。

・日本語は文法を学ぶ前に正しい日本語を話せた

これは言語のルールを学ばなくても正しい日本語が話せる証拠でもあります。これは子供だからできる事ではありません。これは言語がルール基盤ではなく、多くの表現が集積された事例基盤モデルであるからです。ルールが基盤ではないので、語彙をどれほど覚えても、自然な翻訳や通訳はできません。

3.暗黙知と自動化

言語は自転車に乗る事と同じように、自分はできるけどその乗る方法は説明できない暗黙知です。

言葉で説明できないけど自分はできるというのは、無意識下で自動化されているのです。つまり暗黙知とは無意識の活動です。

日本語を話している時に文法とか発音はあまり意識しておりません。何を話すかの順番を考えているくらいです。

文法や発音記号に依存しなくても話せるのは、記憶にある表現は文法に沿っており、発音も自動化がされているからです。

自転車の場合は実際に乗って練習をします。言語は複雑ですから単なる試行錯誤では習得できないので、ネイティブを真似て、フィードバックで矯正と修正をしてディープラーニングで学習します。

日本人が英語を話せないのは英語表現を自動化していないからです。

言葉にはルールがないので正答は存在しません。だから「ありがとう」の表現でも多くの表現事例があり、その中から最適解を選びます。

その結果多くの事例を覚える事が大事になります。最適解は先生や講師でも教える事はできません。だから学習者がアクティブラーニングをして、自分で判断するかありません。

英語も日本語も、言語のネイティブとは発音が上手、表現が豊富なだけです。言語運用能力が高いだけで、教える事はできません

4.ネイティブを真似る

暗黙知の言語には自動化が必要です。しかし、英語学習をルティーン化する事ではありません。

達人となるネイティブを真似て、反復練習をして自動化することです。日本語でも英語でも言語はかなり複雑です。そして多くの表現を覚える必要がありますから、全体的には膨大になります。

自動化すべきは学習ではなく、音声で言えば意味を理解して、その音の特徴を捉えるべきです。そしてフィードバックで矯正と修正が必要です。

ネイティブの音を真似る事で、最適化された調音を習得できます。その最適化された音であれば累積効果でパターン学習やパターン認識が促進されます。

音読のように、文字を見て繰り返すだけでは自動化はできても、不自然な音となり、理想的な音声ではありません。

最適化された音には共通のパターンがあり、記憶が増えるに従い累積効果が生まれ、パターン学習とパターン認識が促進されます。

5.文法は文字言語のルール

日本語にも、英語にも文法が存在します。しかし、それは文字言語のルールです。

英語の文法も18世紀に編纂され、その目的は当時乱れていた英語を標準化するためでした。音声英語の基本となるのは文法ではありません。つまり言語の基本ではなく、標準化のための基本です。

音声英語には次のような表現があります。

1.I can’t see nothing.  (何も見えない。)

しかし、英語文法では否定形の場合はanythingを使うルールがあります。

2.I can’t see anything.  (何も見えない。)

日本語を英語に訳せばI can’t see anything.のような英語になります。ネイティブを真似るならI can’t see nothing.のような英語となります。

意味としては同じような意味ですが、真似て覚えて自動化する事であり、否定形の場合はanythingを使うルールなど知る必要も、適用する必要もありません。

I can’t see anything.は良くないと言っているのではありません。日本語を訳すと否定形の場合はanythingを使うルールが必要であり、実際に英語を話すときにはそのようなルールを適用する時間はありません。

英国で文法が最初に編纂されたのは18世紀です。シェイクスピアは全てそれ以前の作品です。文法を編纂した最大の目的は自動化をしておけば、英語を話すときに負荷がありませんから、楽に自然な英語が話せます。

6.第二言語習得理論は存在しない

第二言語習得の理論は、Second Language Acquisitionつまり、人間がどのように第二言語を学習するかの研究分野での理論や各種の仮説です。

しかし全てが仮説です。では何が正しい理論でしょうか。

それは脳が言語をどう習得するかを考えるとよく理解できます。

年をとると肉体は衰えていきます。そして脳の機能もまた、認知症とか、低下する一方と考えられてきました。 

しかし、ここ最近の研究で、脳は一生成長し続けるということが分かってきたということなのです。

脳が一生成長するのであれば脳が言語を習得する仕組みは一生同じです。

スポーツでも、芸能でも、子供も大人も練習方法は同じです。実は老人の認知症のリハビリも反復練習であり、子供の学習と同じです。

大人の言語習得が難しいのは使える表現を覚えるのが難しいからです。子供は非常に簡単な単語や表現を使いますから、言葉を話す環境があれば自然に習得できます。

しかし大人は、大人が使う表現を数千の単位で覚えないと大人の会話が成立しません。これが大きな壁となって第二言語習得が難しいのです。

7.脳の学習はディープラーニング

言語音が連続的に変化する音のストリームなら、それはどのようの覚えるのでしょうか。母語で日本語と、第二言語である英語も同じです。

単に連続的に変化する音のストリームを覚えるのはネイティブを真似るしかありません。英語も日本語も母語の場合はネイティブを真似て覚えています。

 

脳は死ぬまで成長する唯一の臓器ですから脳の学習方法は幼児も青年も老人もまったく同じです。その学習方法とはネイティブを真似る学習です。

英語の音声にはルールも基本の音もありません。しかし、その音声でコミュニケーションができるのはパターンで学習してパターンで認識できるからです。

 

パターンでの学習のために何度も真似、フィードバックで矯正と修正をしまます。この深層強化学習はディープラーニングとも呼ばれ、最新の人工知能はほとんどがディープラーニングで学習させています。脳の学習方法を取り入れています。 

8.アクティブラーニング

現在、文科省ではアクティブラーニングを提唱しています。

アクティブラーニングとは学び方の説明です。ディープラーニングとは脳の学習方法です。

アクティブラーニングとは主体的・対話的なふかい学びです。

ディープラーニングはそのふかい学びの部分です。

ディープラーニングとは脳の学習方法です。

正しくはアクティブ・ディープラーニングと呼ぶべきかもしれません。

アクティブラーニングの大事な部分は主体的な学びです。

以前は先生が文法を基本に教えていました。主体的な学びであればネイティブを真似てフィードバックで矯正する、ふかい学びが可能です。

英語教育ではなく、自ら学ぶ英語学習をすることが大事です。

9.  効果的な学習方法で学ぶ

英語は好きな自分に合った好きな方法で学べという人が多くいます。本当に英語を学習にはいろいろな方法があるのでしょうか。

音読やシャドーイングや文法の勉強をした場合に脳が違った学習方法をしているのではありません。脳の学習方法は同じで、どんな方法で勉強しても実は何らかのディープラーニングが促進されます。

つまり反復練習をすることでディープラーニングが促進されています。どの方法で勉強しても、英語を話せた人とは必ず反復練習をしていると思います。するとそれは長期記憶に保存されていますから忘れません。

学習方法で好き方法を選ぶのは正しい判断とは言えません。

例えば音読の反復のディープラーニングで何を自動化しているかと言えば、英語の音声です。音頭では自分の発音で覚える事になります。

しかし英語の音声を覚えるなら、ネイティブのあの音の特徴を真似る方がずっと効果的な学習となります。

ネイティブの音声は最適化された調音し易い音です。そしてリスニングは記憶にある音と聞いた音の照合ですから、リスニングもできるようになります。

ネイティブの最適化された音の特徴で覚える事で、累積効果が期待でき、パターン学習やパターン認識が促進され、更に効果的な学習となります。

10.仲間と学ぶ

昔は熱血監督が千本ノックなどをする受動的な練習もありました。そしてそれなりの結果も残しています。しかし、現在では高校や大学の運動部でも自主的な練習が主体です。その理由は受動的な練習には限界があり、効果的でないことが分かっているからです。

脳のディープラーニングでは報酬系が働いています。その報酬系はポジティブなフィードバックを得るとドーパミン等の情報伝達物質を放出します。これが学習意欲を向上させます。

英語でも自分が想定したよりも、良い発音、良い表現、良い聞き取りができると報酬系が働きます。この報酬系を判断するフィードバックの評価は学習者しかできません。

11.教室ではなく、SNSを使う

学校では同じように学ぶ生徒が集まります。そして先生から教えてもらったり、悩みを相談したり、他の生徒がどのように学んでいるかも分かります。

しかし、同じ場所に一同に集まらなくてはならない問題もあります。ネットワーク上のSNSを使えば学校を使わなくても、好きな時に好きな人と相談したり、練習したりする事ができます。

教室ではなく、SNSを使えば教室が必要ありませんからそれだけ経費が安くなります。もちろんネットワークを使いますから持続性のある学習方法となります。

12.紙の本ではなく電子媒体

学校で使う本は紙で印刷されていました。音声用のCDが添付されていました。しかしこれは印刷代やCDの費用も掛かり、そしてそれを保管したり、配送したりする費用も必要になります。

 

電子書籍にすれば英語も日本語も音声も収録できます。タップ一つで何度も音声を聞く事ができます。印刷費も配送費もかかりません。 

紙を使いませんから持続性のある教材となり、それだけ紙や印刷の費用を削減できます。

13.机ではなくスマホやタブレット

現在多くの方はスマホやタブレットを使っています。つまり電子媒体ならどこでも、何時でも、だれとでも学ぶ事が可能です。

学ぶための本をもっていなくても、学ぶ事ができます。ネットを使えばいつでもだれかに聞く事もできます。

時間が自由に使えるのですから効果的な学習が可能です。

生涯学習のためにはいつでも、どこでも、だれとでもの学習が可能となりました。ICTが発達してようやく理想のスタイルの学習が可能となりました。

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